スポーツ用品メーカーのミズノ株式会社は25日、プロ野球選手が使用した木製バットをリサイクルしたバット再生デニムバッグ「侍ジャパンオーセンティックバックパック」を製作したと発表した。来年2月14~24日の宮崎キャンプ(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)から侍ジャパンの選手が使用する。

一般にも、来年1月上旬からミズノ公式オンラインで予約を受け付け、同2月下旬ごろに届ける予定。価格は3万3000円(税込み)。

 ミズノは「これまで廃棄されてきたバットの不適格材や、プロ野球選手使用済みの折れたバットを粉砕加工して生地にリサイクルすることで、選手たちの気持ちや達成した記録、歴史を背負い、ともに戦いへと挑んでいくという思いを込めた唯一無二のサステナブルなバッグです」としている。製作の工程は以下の通り。

<1>プロ野球選手から回収した使用済みバットを、細かなパウダー状になるまで粉砕を繰り返す。

<2>パウダー状の木くずをシート状に加工し、細く切断、スリット撚糸(ねんし)にする。

<3>スリット撚糸を藍色に染色し、織り、デニム生地へ加工する。

<4>出来上がったデニム生地をもとに、一つ一つバッグを仕上げていく。

編集部おすすめ