大相撲の幕内・若隆景(荒汐)が25日、東京・中央区の部屋で行われた朝稽古で基礎運動で汗を流し、今年の稽古を納めた。

 9月の秋場所では大関昇進に挑んだが、6勝9敗で負け越し。

悔しさも味わった2025年を振り返って「1月は返り三役の小結から始まって、また上位に戻ってきた年だった。もちろん今年1年間の結果に満足はしていない。もっと上の番付を目指して稽古に精進していきたいと思う」と話した。

 21日まで行われた冬巡業を「頸椎捻挫」で休場。数日前から幕下以下の力士と相撲を取る稽古を再開したという。「九州場所後は首のケガで治療しながらだった。初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)に間に合わせられるようにしっかり稽古していけたら」と意気込んだ。部屋の稽古のない年末年始も「体を動かさないと、ストレスが溜まるので」と、自主的に体を動かす意向だ。

 2026年に向けては「もう一度大関を目指してやっていきたい」と宣言。西前頭2枚目で臨む初場所へ「もう一度(大関に)挑戦するために、まずは三役に上がること。スタートラインに立たないといけない。相撲をやっている上で、いい時もあれば悪い時もある。

ここ2場所は良くなかったので、また次の場所が大事」と話した。

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