情報通信の株式会社LASSIC(ラシック、本社:東京・港区)が運営するウェブメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、在宅勤務とオフィス出社を組み合わせる「ハイブリッドワーク」に関するアンケート調査を全国の20~65歳の男女1004人に実施。結果は以下の通りとなった。

<Q1>ハイブリッドワークのメリットは?

1位=ワーク・ライフ・バランスを調整しやすい:50.0%

2位=自分のペースで仕事ができる:33.4%

3位=必要なときだけ出社できる:27.1%

 同社は「上位に選ばれた項目は『どこで・どのようなペースで働くか』を自分で調整できることや、生活や家庭の事情に結びついたものが多く並び『柔軟さ』が評価されていると言えます」と分析。「それに対して『生産性向上』『健康管理がしやすい」といった項目は中位(前者が16.1%、後者が15.7%)に、また『新人教育やOJT=実務を通しての育成=がしやすい』をメリットとして挙げた人は3.4%と、新人育成の場として評価している人は、この調査では少数派となっています」としている。

<Q2>ハイブリッドワークのデメリットは?

1位=PCを都度持ち歩く必要がある:39.4%

2位=ITセキュリティーのリスクが増加:18.6%

3位=出社が多い人と在宅が多い人とで情報量や意識の差が生まれる:18.0%

 同社は「1位の『PCを都度持ち歩く必要がある』は、2位以下に大きく差をつけ、他の項目で20%以上の回答率を得たものはありませんでした」と分析。また「10%以上の回答率を得たデメリットとしては、まず、勤務状況の把握や情報共有が難しくなるといったマネジメントに関するものが挙げられます。その他にも、新人教育への悪影響や会議のクオリティ低下など『仕事が見えにくくなること」で発生するデメリットを負担に感じる人もいるようです。この他に『通勤手当がもらえない』「交通費の精算が面倒』など、通勤関連の回答も全体の10%程度見られました」としている。

 ※出典:株式会社LASSIC

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