B2ベルテックス静岡が25日、福岡戦(27、28日・照葉積水ハウスアリーナ)に向けて、静岡市内で練習した。前節の岩手とのホーム2連戦では、今季初連勝。

第1戦で連敗を11で止め、第2戦では試合終了直前に劇的勝利を飾った森高大ヘッドコーチ(36)は、「前節はいい形で勝てた。とにかく、一つずつ、目の前の試合に全力を傾けるだけ」と、いつものセリフを口にした。

 少しずつ戦力が整ってきた。前節、インジュアリー(負傷者)リストから抹消されたPFクリス・エブ・ンドウ(32)が復帰。2戦連続2けた得点でチームをけん引した。前々節の神戸戦から2年連続特別指定選手で加入したPG山本愛哉(21)も存在感を発揮。森HCも、「ようやく、形になってきた」と、手応えをつかんだ。

 2連勝したとはいえ、5勝21敗、借金16で西地区最下位のまま。ひとつ上の同6位・奈良とは、まだ4ゲーム差も開いている。「先を見ないで、一つひとつ目の前の試合を勝つだけ。プロである以上、可能性がゼロになるまでプレーオフ進出はあきらめてはいけない」と指揮官。どん底からはい上がるためにも、年内最終節は大事な2連戦となる。

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