ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」が25日、千葉・船橋市のららアリーナ東京ベイで全国ツアー「PRIMAL SPIDER」の最終公演を行った。

 ボーカルの吉野北人(28)は「僕らと一緒に最高のクリスマスを過ごしましょう」と呼びかけ、ツアーのテーマ曲「蜘蛛の糸」を始め、山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」やEXILE「あなたへ」など24曲を披露。

メンバーが客席のファンに直接プレゼントを手渡し、沸かせた。

 初の単独海外公演を経験した今年は、ツアー全39公演で24万5000人を動員した。ボーカル・RIKU(31)は「全員で暴れてエネルギーに変えましょう!」と絶叫。もう1人の歌い手である川村壱馬(28)を活動休止で欠く中、「大暴年会」のサブタイトル通り迫力ある歌とダンスを1万人に届けた。

 ダンサーの山本彰吾(30)は、構成に注力した今回のツアーを子供に例え「生み出す苦労があって、初日までは結構なプレッシャーがあった。もうファイナルなので、子供が20歳になったぐらい。親から巣立ってもらうような気持ちで手を振りたい」と晴れ晴れした表情。リーダーの陣(31)も「自分たちはライブが主戦場。やりがいのある一年だった」と振り返った。

 大みそかには、単独では初のカウントダウンライブを控える。来年1月21日発売の新曲「BREAK IT DOWN」は4団体8人のプロレスラーとコラボ。自身もレスラーとの二刀流をこなす武知海青(27)は、1月3日には所属するDDTプロレスの闘い初めとなる後楽園大会、4日には棚橋弘至の引退試合(東京ドーム)の前座で新日本プロレスに初出場する。

年明け早々に連戦となるが、肉体面のダメージも歓迎で「エンタメの架け橋になるのが夢。全てに120%の力を注ぎ込む」と宣言。来年も個性たっぷりに暴れ回る。(堀北 禎仁)

編集部おすすめ