日本アイスホッケー連盟は25日、2026年ミラノ・コルティナ五輪(2月6日開幕)に出場する女子代表「スマイルジャパン」のメンバー23人を発表した。最年少のDF秋本なな(16)=道路建設=を含む11人が初選出。

2月の最終予選Gグループで得点王となり、初の五輪代表切符をつかんだFW輪島夢叶(23)=道路建設=は「得点に絡みたい」と意気込みを口にした。

 156センチの点取り屋・輪島が「夢」を「叶」えた。幼い頃から抱いてきた五輪代表入りの夢がついに実現。初めてスケートを滑った思い出の地で会見に臨み、「一安心してます。地元愛が強いので、地元の苫小牧で選ばれてうれしい気持ち」と満面の笑みを浮かべた。

 2月の五輪最終予選では、初戦のフランス戦で2ゴールを決めるなど計5ゴール。小柄な身長を生かした素早いスケーティングで、海外の大柄なディフェンス陣を翻弄(ほんろう)した。同予選後は、ゴール前での決定力にさらなる磨きをかけており、「(日本の五輪初得点を)もちろん狙っています」と目をギラつかせた。

 悲願のメダル獲得には、1次リーグ首位通過が必須。初戦のフランス戦から負けられない戦いが続いていく。輪島は「初めてなのでチャレンジしていかないといけない」。新星スマイルジャパンのニューヒロイン候補。

次なる夢は大舞台でのゴールだ。(島山 知房)

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