26日放送のNHK総合「あさイチ」(月~金曜・午前8時15分)でMCを務める同局の鈴木奈穂子アナウンサーが冒頭から涙を見せた。

 同番組直前まで連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜・前8時)が放送。

この日のストーリーは月照寺での帰り、トキ(髙石あかり)は銀二郎(寛一郎)からプロポーズを受ける。松野家みんなを養うと宣言する銀二郎にトキは…。一方、ヘブン(トミー・バストウ)はイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)を自宅に招いていた。ヘブンはイライザに、日本を離れ2人で一緒に海外で滞在記を書かないかと誘われる。その夜、銀二郎を花田旅館に送りに来たトキは、同じくイライザを送りに来たヘブンと再会する、というものだった。

 画面が「あさイチ」に切り替わるとこの日のゲストで俳優・ムロツヨシがアップで映り「おはようございます。ムロツヨシです。『ばけばけ』素晴らしいドラマです」とあいさつ。その後、出演者全員が映されると鈴木アナが指で目頭を押さえる姿が。そして「ちょっとすみません。こんな回あります? ちょっとびっくりしちゃって…すみません」と両手で口を覆い、また涙をぬぐった。ドラマの余韻が消えないようでわびていた。

 「ばけばけ」は第113作目の連続テレビ小説。怪奇文学作品集「怪談」を発表した小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの妻・小泉セツをモデルにした作品。明治時代の松江を舞台に物語はスタートし、史実を再構成してフィクションとして描いている。

編集部おすすめ