昨年、今年のJBCレディスクラシックを連覇したアンモシエラ(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が現役を引退することが12月25日までに分かった。近日中に競走馬登録を抹消する予定。

馬主である広尾サラブレッド倶楽部が明らかにした。

 前走のJBCレディスクラシック後、放牧に出されていたが、左前脚のトウ側手根骨遠位の骨折と第3手根骨の軟骨損傷が判明した。復帰には全治9か月以上を要すると診断されたため、現役復帰を断念することが決まった。

 同馬はJBCレディスクラシックまで昨年は5戦1勝、今年は5戦未勝利だったが、本番になると強さを発揮し、見事に連覇を飾った。松永幹調教師は「前哨戦では負けるけど、最後の大きなところを勝ってくれる馬でしたね。前回でいい競馬ができただけに残念ですが、いい子を出してほしいと思います」と次世代へ能力が引き継がれることを願った。

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