ロックバンド「RIZE」(ライズ)の公式サイトが26日に更新され、来年1月からライブ活動を休止することを発表した。ボーカル・JESSEに身体の負傷が続き「長期療養が必要」になったと説明。

JESSEは自身の公式サイトを更新し、「首からの神経圧迫が原因」で右手のまひや体の痛みが生じているため「治療に専念する事を決めました」とつづった。

 バンドの公式サイトでは「RIZEライブ活動休止のお知らせ」と題し、「弊社所属バンド・RIZE/The BONEZのVo.JESSEにつきまして2026年1月より当面の間すべてのライブ活動を休止する運びとなりました」と報告。理由について「これまで全身全霊でステージに臨んで参りましたがライブ活動が続く中、身体の負傷が続き医師の診断の結果、長期療養が必要との判断に至りました」と説明した。

 それに伴い「JESSEが復帰するまでの間、バンドのライブ活動も一時休止とし活動再開の時期は体調を見ながら改めてご報告いたします」と、バンドのライブ活動を休止に。「ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしますが何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます」と詫びた。

 JESSEは自身の公式サイトで「お知らせ」と題して長文をアップ。15歳で音楽活動を始めてから「気が付けば30年間走り続けてきた。後ろを振り向かず只々(ただただ)前を見て進み続けた」と回顧。そして「小さな怪我(けが)は付きものだと言い聞かせてきて30年、骨折や捻挫、肉離れ、多少の流血なんて屈でもない、何故ならこういったライブスタイルをするバンドに魅力を感じてきたからだ。子供の頃見てきたバンドがそうだったのに今はそういったヴォーカルが激変してる中、これまで以上にぶちかましたい気持ちが増している」と心境を記した。

 しかし体は悲鳴をあげ「そんな中、右手の麻痺(まひ)が増え始め体の痛みが消えないので病院に行ったところ、再度首からの神経圧迫が原因だった」という。「このまま走り続けたら数年後か分からないが車椅子かも…後遺症が残る怪我に対しては、流石(さすが)の自分も恐怖を感じてしまった。

俺はあと15年このスタイルでライブをしたいので、2026年1月からすべてのライブ活動を休止して治療に専念する事を決めました」と伝え、「心配無用。より強くなって余裕でステージに帰って来ます」とメッセージを寄せた。

 「RIZE」は、俳優としても活躍する金子ノブアキがドラムスを務めるロックバンド。JESSEがボーカル&ギター、金子ノブアキの弟であるKenKenがベースを担当している。1997年に結成し、2000年8月にシングル「カミナリ」でメジャーデビュー。その後活動休止をへて、2024年6月から本格的に活動を再開した。

 メンバーもライブ活動休止に言及。ドラムスの金子ノブアキは自身のインスタグラムで「Jesseの怪我の療養期間を設ける為、来年からのバンドのライブ活動を一旦お休みします」と報告。「Jesse愛してるぜ。30年共に走ってきたが、人生まだまだこれから!焦らずバッチリ治してガッツリ暴れよう」とJESSEにメッセージを寄せ「ステージに立たない間、我々は更に強くなる」と心境をつづった。

 ベースのKenKenもインスタグラムで長文を投稿。「発表にあります理由により、RIZEは休養に入る事となりました」と伝え、ファンや関係者に謝罪。

そして「個人的にこの話を相談された時は、二つ返事でもちろんOKでした。RIZEもいま、過去1ライブが絶好調だったりリアルなとこ話すと私自身の収入も半分以下になるでしょうけどそんなことより産まれた時から一緒にいる兄弟であるJESSEの身体と人生が最優先にきまっております。僕はお互いの人生が終わるまでどんな形であれ彼と音楽や日常を添い遂げると思ってますので、ちゃんと治して帰ってきてもらいましょう」などとエールを送った。

【RIZE公式サイト全文】

弊社所属バンド・RIZE/The BONEZのVo.JESSEにつきまして2026年1月より当面の間すべてのライブ活動を休止する運びとなりました。これまで全身全霊でステージに臨んで参りましたがライブ活動が続く中、身体の負傷が続き医師の診断の結果、長期療養が必要との判断に至りました。JESSEが復帰するまでの間、バンドのライブ活動も一時休止とし活動再開の時期は体調を見ながら改めてご報告いたします。ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしますが何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。

2025年12月26日株式会社 PARADOX

【JESSE公式サイト全文】

1995年、当時自分は15歳で学校の友達と初めてバンドを組んでから数え切れないライブをしてきた。最初は好きなバンドのコピーをしては、もっとライブを増やしたい!オリジナル曲で客を沸かせたい!全てにおいて不完全な自分に腹を立ててた記憶を今も鮮明に覚えてる。上手く行かず解散したり新しいバンドを組んだり、気が付けば30年間走り続けてきた。後ろを振り向かず只々前を見て進み続けた。

小さな怪我は付きものだと言い聞かせてきて30年、骨折や捻挫、肉離れ、多少の流血なんて屈でもない、何故ならこういったライブスタイルをするバンドに魅力を感じてきたからだ。

 子供の頃見てきたバンドがそうだったのに今はそういったヴォーカルが激変してる中、これまで以上にぶちかましたい気持ちが増している。

そんな中、右手の麻痺が増え始め体の痛みが消えないので病院に行ったところ、再度首からの神経圧迫が原因だった。このまま走り続けたら数年後か分からないが車椅子かも…後遺症が残る怪我に対しては、流石の自分も恐怖を感じてしまった。俺はあと15年このスタイルでライブをしたいので、2026年1月からすべてのライブ活動を休止して治療に専念する事を決めました。心配無用。より強くなって余裕でステージに帰って来ます。

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