人気脚本家の内館牧子(うちだて・まきこ)さんが17日、急性左心不全のため死去した。77歳だった。

2000年から約10年、女性で初めて大相撲の横綱審議委員会委員を務め、在任中は舌鋒(ぜっぽう)鋭く横綱・朝青龍を批判するなど、角界を叱咤(しった)激励してきた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は内館さんの逝去に際し「突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

 内館さんは、平成12年から約10年間にわたり横綱審議委員会の委員を務められ、その鋭くも温かい視点で、大相撲を支えてくださいました。

 また、脚本を担当された連続テレビ小説『ひらり』などを通じて、相撲界の魅力を広く世に伝えていただいただけでなく、後年には大学院にて相撲史を研究されるなど、大相撲の伝統と文化を深く愛し、その継承に多大なご理解を寄せていただきました。

 これまでの多大なるご貢献に深く感謝いたしますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。

編集部おすすめ