◆プロボクシング▽IBF世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦(27日・愛知県国際展示場)

 前日計量と会見が26日、試合会場で行われた。王者・矢吹正道(緑)、同級1位の挑戦者で元IBF世界ライトフライ級王者・フェリックス・アルバラード(ニカラグア)ともに計量は50・7キロで一発クリア。

その後、会見で必勝を誓った。以下は会見要旨。

 ―コンディションや相手の印象はどうか。

 矢吹(以下矢)「いつも通りいい感じ。アルバラード選手はとてもいい人だなという印象」

 ―初防衛へ向けて。

 矢「相手が強いので激闘になると思うが、KOで勝って、良い年を迎えたい」

 アルバラード(以下ア)「この試合を組んでくれた亀田興毅プロモーターと、私のプロモーター、勝利を願ってくれるニカラグア人に感謝する。勝つために長い準備をしてきた。矢吹選手はすごく強い選手で尊敬しているが、あしたは勝つ」

 ―試合は王者の地元開催。

 矢「応援がすごく力になり後押しになる。日本でやれる環境は、海外よりはいい。愛知でやらせてもらえるのはありがたい。感謝している」

 ア「日本人選手は規律があり、それがリングで生きている。

我慢強い。私はそれに耐えうるような練習をしてきた」

 ―相手の強みはどこか。

 矢「タフネス、スタミナ、アグレッシブ。この3つが武器だと思うで対策してきた。あしたはKOで勝つ」

 ア「矢吹選手は勇敢な心を持っている。常に前進するファイトスタイル、諦めない我慢強さ。全てにおいて我慢強い王者だ」

 ―昨年のライトフライから現在はフライ級。

 矢「今回減量終わって、よく一年前ライトフライでやっていたなと思った。まずは明日しっかり勝ちたい」

 両者は27日、IBF特有の当日計量を経て、グラブを交える。ともに右ボクサーファイター。通算成績は33歳の矢吹が18勝(17KO)4敗、36歳のアルバラードが42勝(35KO)4敗。

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