◆報知新聞社後援 全日本U―12サッカー選手権第1日(26日、鹿児島ふれあいスポーツランド)

 1次ラウンド(R)48試合が行われた。ヴィッセル神戸(兵庫)はJリーグの下部組織のライバルで昨年大会の優勝チーム、東京ヴェルディ(東京)を5―0で圧倒するなどして2連勝。

好スタートを切った。最多出場(20回)を誇るディアブロッサ高田(奈良)もモンテディオ山形庄内(山形)を3―0で破るなど2連勝。27日は残りの1次R24試合と決勝R1回戦が行われ、ベスト8が決まる。

 【ヴィッセル神戸(兵庫)】衝撃的な勝利だ。昨年の優勝チーム、東京ヴェルディ相手に序盤で3得点。後半にも2点を追加して圧倒した。中盤のポジションで攻守に存在感を示した根津圭一郎主将(6年)は「2連勝できたのは大きい。この勢いに乗って明日(27日)、ベスト8に入って初優勝したいです」。開会式の選手宣誓では高市総理ばりに「走って走って走って走って走ってまいります」と宣言したが、「最後はちょっと疲れてしまいました」と苦笑いを浮かべた。

 【ディアブロッサ高田(奈良)】20回の最多出場を誇り、第34回(2010年)の準優勝チームが2連勝と好調な滑り出し。乾良祐監督は「まずは初日の関門を突破したという感じ」と受け止め、「問題は明日(27日)のヴァンフォーレ甲府戦。2連勝同士ですし、Jの下部組織は1対1でも守れるし攻めることができる。

ウチにはそれがない」と気を引き締めた。チームは今年で創設50周年の節目。関西の名門クラブの戦いはこれからだ。

 ◆大会方式 出場48チームが12組に分かれてリーグ戦を行う。各組1位に加え各組2位のうち上位4チーム計16チームがノックアウト方式の決勝Rに進出。試合時間は40分(前後半各20分)で同点の場合、決勝R1回戦と準々決勝はPK戦を行う。準決勝と決勝は10分間(前後半各5分)の延長戦を行い、決着がつかない場合はPK戦で勝利チームを決める。

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