歌舞伎俳優の中村芝翫が26日、所属事務所を通じてコメントを発表し、17日に急性左心不全で死去した脚本家の内館牧子さん(享年77)との別れを惜しんだ。

 芝翫は中村橋之助を名乗っていた1997年に、内館さんが脚本を手掛けたNHK大河ドラマ「毛利元就」に主演した。

訃報に触れ、「誠に残念でなりません。内舘さんは、とてもチャーミングで優しいお方でした。脚本を通じて、色々なことも学ばせていただきました」と人柄をしのんだ。

 「これからの世界で、女性の在り方がどうなっていくか、男女平等など、先生が描かれたようになっていっていると実感し、さすが、世の中を多角的な視点でご覧になられていたのだなと感じます」と内館さんの先見性に脱帽。「安らかなご永眠を心よりお祈りいたします」と追悼した。

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