大相撲の十両・嘉陽(中村)が26日、東京・墨田区の部屋の稽古で、初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)へ向けて相撲を取るなど調整した。

 2025年は東十両2枚目だった3月の春場所で9勝を挙げて、夏場所で新入幕を果たした。

しかし、結果的に今年の勝ち越しは春場所の一度のみに終わった。「場所の入りが課題。しっかり直すことができたら。(年6場所の)15日間、相撲を取り切れたことは良かった」と、1年間を総括した。

 10月のロンドン公演前の秋場所で十両に転落したため、ロンドン行きの切符を目前で逃した。ロンドン行きに備えてパスポートも取得したが、結局出番なく終わった。「パスポートは部屋に眠ったまま。来年は(6月の)パリ公演を目指して頑張りたい。来場所は最低でも勝ち越せるように」と意気込んだ。

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