第105回全国高校ラグビー大会が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。

 青空の下、47都道府県56代表の選手たちが、胸を張って行進した。

この日から2026年1月7日まで、休養日も挟んで7日間で激闘が繰り広げられる予定だ。

 選手宣誓は関西学院(兵庫)の西浦章博主将が務め、「多様性がうたわれつつ、争いや分断が起きるこの時代に、私たちがノーサイドの精神を体現する意味は大きいはずです」などと力強く宣言した。

 午後0時からの第1試合では前回大会の準V校、東海大大阪仰星(大阪第1)と坂出第一(香川)など、3カードが行われる。

宣誓全文は以下の通り

宣誓 我々選手一同は、第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場できることを誇りに思います。私たちは皆、自分たちの力だけできょうこの誇らしい日を迎えることはできませんでした。指導者の導き、家族の支え、そして共に戦ってきた仲間。多くの人の支えと応援があったからこそ、私たちはここにいます。ここにいる全ての者が勝利の喜びだけでなく、敗北の悔しさも、相手チームの思いも知っています。多様性がうたわれつつ、争いや分断が起きるこの時代に、私たちがノーサイドの精神を体現する意味は大きいはずです。支えてくれた全ての人と、これまで戦ってきた全チームの思いを背負い、この舞台に立てる感謝を忘れず、伝統の、ここ花園で正々堂々戦うことを誓います。

令和7年12月27日 関西学院高等部主将

西浦章博

編集部おすすめ