歌手で俳優の福山雅治とB’zの稲葉浩志が、大みそかの第76回NHK紅白歌合戦(後7時20分)に特別企画で出場することが27日、同局から発表された。2人がタッグを組んだ新曲「木星 feat.稲葉浩志」をテレビ初披露する。

稲葉はB’zとして特別企画で出場した昨年に続き、2年連続の出場になる。

 同曲は「映画ラストマン ―FIRST LOVE―」(平野俊一監督)の主題歌。2人の歌声が響き合うラブソングで、福山が作曲・編曲とプロデュース、稲葉が作詞を担当した。

 福山雅治 は「最強のロックボーカリスト稲葉さんと共に紅白の舞台で歌唱する。こんなにうれしいことがあっていいのでしょうか。音楽と出会い、音楽で生きてきて良かったと心から感じています。緊張しながら、楽しみながら、そして興奮したいです。紅白スタッフの皆様と共に練り上げた演出で『最強のラブソング』を表現できたらと思います。ご期待ください」とコメント。

 稲葉浩志も「今回、福山さんにお声がけいただき、ともに制作した作品をNHK紅白歌合戦で歌えるということでとても光栄です。昨年とはまた違う形での参加となりますが、皆さまに届くように精いっぱい歌わせていただきます。よろしくお願いします」とコメントした。

 楽曲制作の経緯については、福山のオファーを快諾した稲葉が仮編集された映画の映像を見て、福山のメロディーに歌詞をのせる形でスタート。スタジオでは、福山のアコースティックギターに稲葉が仮歌で楽曲キーを探るセッションが実現した。多忙な中でもデータのやりとり、詞の世界観の共有など綿密な作業を重ね、10月に完成した。

 2人は、2014年に稲葉の公式サイト「en―zine」の企画「UFC対談」に福山がゲスト出演。20年には福山のデビュー30周年のYouTube対談企画を行うなど、親交を深めていた。

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