元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が27日、大阪・MBSテレビの情報バラエティー「せやねん!」(土曜・前9時25分)にゲスト出演。連立政権入りした日本維新の会が「1丁目1番地」「センターピン」と掲げる議院定数削減について持論を述べた。

 副首都構想に関して「大阪都構想という、大阪市と大阪府をひとつにまとめる役所が必要でしょう。それが吉村さん(洋文代表)が一番やりたいところなんですが」と述べた橋下氏。一方で「ちょっとね、議員定数削減のところを言い過ぎたところがあって、みんなそっちに注目しちゃってるでしょう。議員定数削減改革で(吉村氏は)『1丁目1番地』って言いますけれども、これは本当は“1の1の3”ぐらいなんですよ。1丁目1番地の枝番3ぐらいで。“1の1の1”は副首都構想」と自説を展開した。

 続けて「副首都構想に関して、皆さん、あんまり吉村さんからのメッセージというか、物語って、何か印象がありますか? ないですよね」と語りかけて以下のように続けた。

 「副首都っていうと、東京をサポートするような話しか聞こえないじゃないですか。吉村さんが考えているのは、47都道府県制を改めて、9から10ぐらいの道州制にするっていう話なんですね。その9から10の道州にしたそれぞれの州の都が副首都。ただ東京のバックアップだけじゃないんですよ。もう日本の47都道府県をやめましょうと。

アメリカのように連邦制みたいな国にして、それぞれの州で自立しましょうと」

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