J1のC大阪は27日、MF西川潤が岡山に完全移籍すると発表した。

 桐光学園(神奈川)時代から国内外で注目を集め、C大阪に加入した。

2019年4月にはクラブ年少2位の17歳でリーグ戦デビュー。そこから負傷も経験し、022年からJ1鳥栖に期限付き移籍すると、昨季はJ2いわき、今季は再び鳥栖でプレーした。今季はシーズン終了間際に右ハムストリング損傷を受傷したが、35試合で6得点3アシスト。レンタル元で、まだ契約を残していたC大阪は復帰させる方針だったが、今季プレーした鳥栖、岡山から完全移籍でオファーが届き、熟考を重ねていたという。

 最後は、来季から岡山でプレーすることを決断。まだまだ可能性を秘める23歳が、新天地からさらなる成長を遂げる。

 西川はクラブを通じて「皆様の前でプレーする姿をお見せすることができなかったことは、今でも悔しい気持ちがあります。自分が思い描いていたキャリアとの間にギャップを感じ、悔しい思いを重ねる時期もありましたが、今の自分があるのは、このクラブでの活躍を楽しみに待ち、支えてくださった皆様の存在があったからだと思っています。このクラブでプロデビューできたことをはじめ、ここで得たすべての経験は、僕のキャリアにおいてかけがえのない財産です。必要としてくれるクラブがあることに感謝し、ピッチで結果を出すことで、応援してよかったと思っていただける選手を目指していきます。本当にありがとうございました」などとコメントしている。

編集部おすすめ