元テレビ東京松丸友紀アナ(44)が競輪投票サービス「Betimo(ベティモ)」の新番組に出演している。フリーとなり、芸能事務所「プロダクション人力舎」に所属する松丸アナがこのほど、新番組への意気込みを語った。

 お笑い中心の人力舎に所属している。テレ東の人気バラエティー番組「ゴッドタン」(土曜・深夜1時45分)で長年共演してきたお笑いコンビおぎやはぎとの縁がきっかけだった。

 「仕事に関しては局アナ時代では出来ないような仕事をたくさんいただけるようになりました。局アナはわりとMCやアシスタントが多かったですが、フリーになってゲストで呼ばれるケースが増えました」

 「踊る!さんま御殿!!」や「あさこ・佳代子の大人なラジオ女子会」(NHKラジオ、30日・21時5分)にゲスト出演。レギュラーでは「ポッドキャスト松丸友紀ボイスサンプル」と多方面で活躍している。

 「ネタを常に持ってないとお仕事ができないことがわかりまして、普段身に起きたことを書き留めています。普段の生活でドラマチックなことってなかなかないので。今までにないアプローチの仕方で仕事に取り組んでいます。話し方ひとつで同じ話をしても違う。芸人さんってすごいなって思います。せっかく人力舎に所属させてもらったので、先輩方のスキルみないなものをゆくゆく盗めたらいいなと思っています」

 今年11月から競輪の新番組にMCとして出演。10数年ぶりに競輪への“復帰”となった。

 「競輪との出会いは2008年。オールスター競輪(G1)でMCを務めました。最初に見たイメージは男同士のぶつかり合いのスポーツでした。目の前で目まぐるしく展開が変わる中、タイトルを手にする選手を見て、熱くなりました。バンクもものすごい歓声で沸いていました」

 その後3年ほど担当し、14年に競輪選手の新田康仁(51)=静岡・74期=と結婚。世間のイメージは競輪に詳しいのでは?思われるが、実際は異なるようだ。

 「正直言って、今も本当に初心者マークをつけないといけないくらい。本当に奥が深い。一日二日で準備したくらいではとっても追いつかない」

 ただ取材の現場に携わったことで競輪に対する思いは強い。

 「何よりもレース前に待機している選手の緊張感。塩で清めるのは、とっても神聖な感じがします。選手一人一人の人生ドラマがあると思うとなんて尊いスポーツなんだろうって思います。

それを背中に抱えながら、敢闘門(※準備する待機場所からレースを走るバンクへ入る門)を抜けていく姿を見るともう熱くなるわけです」

 新番組はYouTubeで配信。ライブ中継番組「Betimo KEIRIN Live」と展望番組「あす勝ち!」。元競輪選手の平原康多さん(43)=スポーツ報知評論家=や三宅伸さん(56)らと共演している。

 「リアルタイムで視聴者の方とやりとりできるのはすごく面白いなと思います。質問を読み上げることもできるので、みんなで番組を作れる。その場で解説の三宅さんや平原さんが答えていくことで、より深い話ができます。選手のプライベート情報やこぼれ話を引き出していきたいです」

 番組は初心者でも競輪ファンにも楽しめるようになっている。

 「平原さんからは『一緒に学んでいきましょう。何ならゴッドタンの収録だと思って臨んでほしい』と。やっぱり笑いあふれる現場に自分もいると自然と幸せな気持ちになる。これまでバラエティーで経験させてもらった引き出しを生かせればと思っています」

 〇…競輪界最大のレース「KEIRINグランプリ」シリーズが28日、平塚競輪場で開幕。28日は若手NO1を決める「ヤンググランプリ」、29日はガールズケイリン選手NO1を決める「ガールズグランプリ」、30日は今年のトップ9選手のみが出場する「KEIRINグランプリ」が行われる。

松丸アナは各レースの展望を伝えるBetimoのYouTube番組「あす勝ち!」に出演する。27、28、29日20時~。

 ◆松丸 友紀(まつまる・ゆうき)1981年5月13日、東京都生まれ。44歳。青学大在学中に日本さくらの会による「さくらプリンセス」に選出。2004年にテレビ東京に入社。人気バラエティー番組「ゴッドタン」で人気に。24年6月末で同局を退社し、フリーに。

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