オリックス・西川龍馬外野手(31)が27日、大阪・舞洲で年内の練習を打ち上げた。今季は負傷で96試合の出場にとどまり、特に7月に痛めた左足首の回復を優先。

この日は外野のポール間を走り「ほぼプラン通りに来ました」と完全復活への思いを打ち明けた。

 「やっぱり143試合。そこのイメージは持っておかないといけない」。プロ11年目を迎える来季は一貫し、初の全試合出場が目標。「僕の中でDHというのは…。打って守って、を大事にしたい」とあくまで走攻守での貢献を条件とした。11月には回復を促すための「プチ手術」を受け、マシン打撃も再開。「長打、二塁打を意識したい」とイメージも広がってきた。

 年明けにはソフトバンク・近藤らと徳之島で合同自主トレ。リハビリを継続しながら、同じ左打者の先輩から吸収するつもりだ。「何とか全試合出られるように」。V奪回には絶対不可欠な天才の快打。

着実に、力強く進む。(長田 亨)

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