◆JFA第49回全日本U―12サッカー選手権大会▽ 第2日 (27日、鹿児島ふれあいスポーツランド)

 予選ラウンド(R)の残り24試合と決勝Rの1回戦が行われ、ベスト8が決まった。過去3度の優勝を誇る“クラブチームの雄”レジスタFC(埼玉)は自慢の攻撃力が爆発。

ジョガポーラ柏崎FC(新潟)に10―0と大勝。4度目の全国制覇に向けて視界良好だ。2年前の王者・ソレッソ熊本(熊本)もツエーゲン金沢(石川)を6―0で圧倒した。28日は準々決勝、準決勝が行われ、決勝進出の2チームが決定する。

 【レジスタFC(埼玉)】過去3度の優勝経験を誇る強豪が貫禄を見せた。1次R3試合で計13得点を挙げた自慢の攻撃力が爆発。10得点の猛攻でベスト8に進出した。「今年は攻撃も守備もバランスが取れたチーム。一人一人が責任感を持ってやってくれれば自然と結果は付いてくるのかな」と藤屋直博監督は自信をのぞかせた。準々決勝の相手は同じ関東の川崎フロンターレ。「ポイントになる試合。こっちが一気にギアを挙げられるかどうかがポイント」と警戒した。

 【東京ヴェルディ(東京第1)】昨年の優勝チームが1次Rで敗退。今大会の注目選手の一人、間璃月(はざま・りつき)主将(6年)は「チームとしてはもっと上に行きたかった」。昨年は決勝戦(対バディーSC)で決勝ゴールを挙げ、身長が10センチ、体重も7キロアップして鹿児島に帰ってきた。来年はジュニアユースに進むことも決定。「全国の舞台でもっと点を取ったりチームを動かしたりする選手になりたいです」と話した。

 ◆大会方式 出場48チームが12組に分かれてリーグ戦を行う。各組1位に加え各組2位のうち上位4チーム計16チームがノックアウト方式の決勝Rに進出。試合時間は40分(前後半各20分)で同点の場合、決勝R1回戦と準々決勝はPK戦を行う。準決勝と決勝は10分間(前後半各5分)の延長戦を行い、決着がつかない場合はPK戦で勝利チームを決める。

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