◆全国高校ラグビー ▽1回戦 山梨学院36―20明和県央(28日、大阪・花園ラグビー場)

 山梨学院が鮮やかな逆転劇を見せた。試合開始から11分で3トライ奪われたが、前半20分と24分にラインアウトモールからNO8伊藤直哉(2年)がインゴールへボールを運び、12―15で前半を終えた。

 後半4分にフェーズを重ねた末にロックのラヴゥアメ・コロコヴ・クナハウ(1年)が逆転トライを決めた。伊藤が3本目のトライを奪うなど、後半だけで24得点。勢いが爆発し、好調な滑り出しとなった。

 この日モールから3本のトライを決めた伊藤は「全国選抜でFWがサイズ面で劣っていると感じて、ウェートトレーニングや食事面を意識してきた。FWが通用するということを全国の舞台で発揮できたことがうれしい」と手応えを感じている。「前大会は2勝したので、今回も年を越して正月迎えたいなと思います」と古屋勇紀監督。次戦は30日にシード校の東海大相模(神奈川第2)と対戦する。

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