バドミントン 全日本総合選手権 第4日(28日、京王アリーナ東京)

 女子シングルスの準々決勝が行われ、昨年大会で初優勝を飾った宮崎友花(ACT SAIKYO)が、古川佳奈(岐阜Bluvic)と対戦し、21―13、21―16のストレートで下した。「最初から自分のスピードも出ていたので、相手よりも先に仕掛けることができた」と29日の準決勝進出を喜んだ。

 4日目からアリーナ部分に観客席が設置された。昨年は会場の雰囲気の違いに戸惑ったものの、今年は「今日からだったっけ」と平常心で挑めたという。「横に吹く風があった感じがして、また縦の風で押されることもあった。しっかり足出して、体入れないと球のコントロールは難しかったと思います」と振り返った。

 山口・柳井商工高3年時の昨年大会では、決勝で仁平菜月(ヨネックス)を破って奥原希望(11年)、山口茜(14年)らに続く、史上5人目の高校生Vを果たした。今大会の目標も「優勝」をかかげ、26日の2回戦後には「去年優勝したからといって、プレッシャーはあまりない」と話している。

 28年ロサンゼルス五輪を目指す新星。大会2連覇を果たせば、21年に3連覇している奥原以来となる。

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