全日本プロレスは28日、荒川区のアートホテル日暮里ラングウッドで31日に代々木第二体育館で開催する「ゼンニチ大晦日2025」の公開記者会見を開催した。

 サイン会などファンが参加したイベントでの公開会見で「斉藤ブラザーズ vs HAVOC スペシャルシングルマッチ」で対決する斉藤ジュンと潮崎豪が登壇した。

 壇上にジュンはいちごのホールケーキ、潮崎がチョコレートケーキを手にし登場した。マイクを持ったジュンは大みそかでの潮崎戦に「うれしくてうれしくてたまらない。ぶっつぶしたくて燃えに燃えている」と意気込むと、潮崎がケーキをほうばり始めた。これに、会場を埋め尽くしたファンから笑いが起きたが、ジュンはお構いなしに「三冠戦を超える試合をやってやるぜ。潮崎豪DOOM!」と宣言すると、ケーキを食べ始めた。

 マイクを持った潮崎は、ジュンの姿に「おいしそうに食うね?」とほほ笑むと「コメント出すの食べ終わってからでいいですか?」とチョコケーキを食べながら司会者に尋ねたが拒否された。潮崎は「会見でケーキを食べるなんてこんな会見出るとは思ってなかった。こういう戦いもありかな」と笑顔を浮かべると、大みそか決戦へ「楽しみにしています」と宣言した。

 ケーキについて潮崎は「(ジュンが)スイーツ好きだというので、何かしら仕掛けてくると思ったら、かぶっちゃいました」と笑わせると、ジュンが「潮崎豪も甘いものが好きみたいだし、食べたかったら食べればいいんじゃないか」と見下ろすと「斉藤ジュンとして潮崎豪にぶっちぎりに勝つことで2026年もいい年を迎えられる」と見据え、右肩のケガで長期欠場中の弟のレイが「帰ってくる時に最高のリングを用意できるんじゃないか」と誓った。

 潮崎は「デカイ選手とやることは自分にとって意味のあること。大みそかの試合、見に来なかったら損しますよ」とファンに呼びかけたが、ケーキ対決は、ジュンが完食し、自身は残してしまった。これにジュンは「ケーキ全部食べないのか?無理してないか」と見下すと、潮崎は「もうちょい待ってもらっていいですか」と食い下がったが、タイムオーバーで会見は終了した。

 

 ◆12・31代々木第二全対戦カード

 ▼メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合

王者・宮原健斗 vs 挑戦者・安齊勇馬

 ▼第6試合 アジアタッグ選手権試合

王者組・MUSASHI、吉岡世起 vs 挑戦者組・加藤良輝、ISHIN

 ▼第5試合 斉藤ブラザーズ vs HAVOC スペシャルシングルマッチ

斉藤ジュン vs 潮崎豪

 ▼第4試合 大晦日怪獣大戦争スペシャル6人タッグ3wayマッチ

ザイオン、オデッセイ、芦野祥太郎 vs 綾部蓮、タロース、関本大介 vs 大森北斗、羆嵐、サイラス

 ▼第3試合 タッグマッチ

鈴木秀樹、宮本裕向 vs 本田竜輝、小藤将太

 ▼第2試合 大晦日ランブル2025

《参加選手》アジャコング、ダンプ松本、佐藤光留、セニョール斉藤、真霜拳號、他花師、黒潮TOKYOジャパン、愛澤No.1、ジャック・ケネディ、菊タロー

 ▼第1試合 世界ジュニアヘビー級選手権前哨戦 8人タッグマッチ

青柳亮生、ライジングHAYATO、田村男児、井上凌 vs KURAMA、“ミスター斉藤”土井成樹、阿部史典、立花誠吾

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