【高校ラグビー】関西学院が九州学院に完封勝利　ＳＯ木山仁平「１日でも長くこのチームで」
後半１６分、関西学院・１０番・木山仁平（左）がトライを決める（カメラ・朝田　秀司） 画像（1枚）

◆全国高校ラグビー　▽１回戦　関西学院５０―０九州学院（２８日、大阪・花園ラグビー場）

　関西学院（兵庫）が九州学院（熊本）を完封し、兵庫県勢大会９０勝（花園開催以前を含む）を挙げた。

　１９―０で迎えた後半１６分、ＳＯ木山仁平（３年）が独走でインゴールまで駆け抜けた。

「スペースがあったので、思い切って外で勝負しようと思った。抜けられて良かった」と納得の表情だった。

　５大会ぶりの勝利へ導いた司令塔は、２歳上の兄・鉄平（現関学大ラグビー部）と同じ夢を追いかけて関西学院に入学した。「報徳学園を破って関学で花園に出るっていうのがかっこいいと思っていた」。２年前、兄弟そろって試合出場を果たすも、兵庫県予選決勝で報徳学園に敗れた。兄弟で花園出場を果たすという夢はついえたが、２年後に弟が聖地へたどり着いた。兄からは「ラストチャンスなので、思い切って楽しんでこい！」と激励を受けたという。「兵庫県の代表として、１日でも長くこのチームでやっていきたい」と仁平。日本航空石川との２回戦へ、全力でぶつかる。

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