大みそかの第76回NHK紅白歌合戦(後7時20分)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールでスタートした。年内いっぱいで「コールドスリープ」(活動休止)する3人組音楽ユニット・Perfumeは、2年ぶり17度目の出場。

ラストステージでは「Perfume Medley 2025」と題し、「ポリリズム」「巡ループ」の2曲を披露する。

 意気込みを問われたあ~ちゃんは一般男性と結婚を発表後、初めて報道陣の前に登場。「『コールドスリープ』を決断するとは、2025年を走り出した時は思っていなかった。私も結婚するとは思ってなかった」と回想。「いろんな奇跡に感謝したい」と笑顔を振りまいた。

 17回目の紅白歌合戦を「紅白さん」と表現。「Perfumeを25年やってきて、紅白さんのステージで締めくくりを迎えるのを光栄に思います。これで『コールドスリープ』だし、いろんなことが重なっているけど、そういった事実を私たちらしく楽しみたい」と声を高ぶらせた。

 華やかなドレス姿で登場した3人だが、あ~ちゃんは「これは全然踊れん」と記者会見のみの衣装であることを明かして笑わせた。「ほんまは(本番の)オープニングで着ようかと思ってたけど、これは大変。これで心置きなくコールド入れるよね?」と他の2人に問いかけ、「それぞれが着たいと思っていたものを着させてもらった。大のお気に入りです。

日本人でよかったです」と喜んだ。

 紅白という場について、かしゆかは「緊張する場でもあり、家族や親戚に頑張りを届けられる場でもある。緊張してるけどうれしい気持ちでいっぱい」。のっちは「憧れの場でした。17回目でもドキドキしながら待っていた。今年締めくくりの場に出られて光栄です」と感謝した。

 あ~ちゃんも「紅白さん、というぐらいなのでずっと目指してきたステージ。初出場したときから、足が浮いているようだった。手も足も全身冷たくなるぐらい緊張した」と思い出を振り返った。

 今回の振付・演出にはMIKIKO氏が参加。Perfumeの歴史を濃縮した、デビュー20周年のステージを届ける。Perfumeはオープニング企画の「放送100年紅白スペシャルメドレー」にも登場し、松任谷由実の「春よ、来い」を幾田りらと歌う。

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