ヤクルト・塩見泰隆外野手(32)の両翼転向プランが28日、浮上した。開幕前に左膝の前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷して手術を行い、今季は本拠最終戦となった9月28日の巨人戦(神宮)でスタメンには名を連ねたものの、リハビリ中のためプレーせずに交代した。

順調に行けば来年の開幕には間に合うが、池山監督は患部の負担を考慮し「塩見という選手のことだけを考えれば、膝の負担を少しでも軽減してあげたい。どこで1年間頑張れるかというところも見てみたい」と説明した。

 来季は左翼にサンタナ、中堅に岩田、並木、右翼は丸山和らが候補に挙がる。塩見を右翼に回すことができれば岩田、並木の快足コンビを起用したオーダーを組めるメリットもある。池山監督は昨季、サンタナの代役として左翼を守った内山を内野に転向させ、内野の競争を促す改革第1弾を打ち出したばかり。“ブンブン丸改革”の第2弾で、故障に泣いてきた塩見が輝きを取り戻す。

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