阪神・村上頌樹投手(27)が28日、来年3月27日の巨人との開幕戦(東京D)で山崎との投げ合いを熱望した。阿部監督が「開幕で投げてほしい」と来季の開幕投手筆頭候補に挙げるなか、2年連続の大役を狙う虎のエースも「投げられれば最高だと思う。

楽しい試合になる」と、同じ兵庫県出身の同学年で親交が深い右腕とのマッチアップを心待ちにした。

 過去2度の投げ合いでは互角の戦いを演じ、両者とも勝敗はついていない。24年4月16日(甲子園)はともに7回1失点、今年7月19日(東京D)は村上が6回、山崎が7回で無失点。巨人戦通算7登板で4勝0敗、防御率0・54の“Gキラー”は「巨人さんも(開幕戦は)絶対に取りにくる一戦。そこに立てるようにアピールしていきたい」と燃えている。

 この日は、故郷・淡路島で近本との合同自主トレを公開した。今季14勝、勝率7割7分8厘、144奪三振でセ・リーグ投手3冠に輝いた村上は、沢村賞の選考基準の中で引き下げられる180投球回と8完投を来季の目標値に設定。ウェートトレーニングの重量を昨年より10キロ、20キロと増やして、「持続的に力が続くように。長いイニングを投げるため」と、筋力アップに取り組んでいる。山崎との白熱バトルを見据え、鍛錬の日々を送る。(中野 雄太)

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