◆スピードスケート 全日本選手権兼ミラノ・コルティナ五輪代表選考会 最終日(28日、長野市エムウェーブ)

 2026年ミラノ・コルティナ五輪選考会を兼ねた全日本選手権が閉幕。男女7人ずつの日本代表が発表され、高木美帆(TOKIOインカラミ)が3大会連続4度目の五輪出場を決めた。

高木は500メートル2位、1000Mと1500Mで2冠を達成した。

 日本スケート連盟の発表では、高木は1000、1500Mとチームパシュート種目で選出。500Mはリザーブ扱いで、大会1位の吉田雪乃(広寿)、同3位の山田梨央(直富商事)に続き、5位の稲川くるみ(光文堂インターナショナル)の3人がメンバー入りした。ただ、取材に応じた湯田淳・強化部長によると「補欠にはあるが、優先権は高木選手が持っている」と説明した。

 500Mの五輪出場について、高木は明言しておらず。湯田部長も「現時点では、確実に500Mにエントリーして五輪のレースに出るとは決めがたい。ここでは判断できない、数日で出せるものでもないという状況を踏まえて一時、補欠に入れた」とした。五輪前、または五輪期間中での高木の最終判断を待つ構えで「彼女が出るとなれば、エントリーする。実際にレースに出る。稲川選手と、高木選手を入れ替える」とした。

 高木は500Mのレース後には「どうするのかというのは考えないといけないところもあるんですけど、やっぱり500Mを滑るということは楽しいな、というのがあって。叶うことなら、その選択肢は残しておきたいという気持ちはあります」と語っていた。

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