◆りそなB1リーグ第17節 レバンガ北海道99-92京都(28日・北海きたえーる)

 東地区3位のレバンガ北海道が99―92で京都に逆転勝利し、2位・千葉Jにゲーム差なしと迫った。3連勝で本拠地での連勝を11に伸ばし、2025年の最終戦を締めくくった。

26年最初のカードとなる第18節は1月3、4日にアウェーで川崎と対戦する。

 地鳴りのような大ブーイングが北海きたえーるを包んだ。1点リードの第4クオーター(Q)残り1分9秒、決まれば逆転を許す京都のフリースローに6510人の声が味方した。シュートは2本とも外れ、最後はリードを広げて逃げ切り勝ち。流れを呼んだ大歓声にSG富永啓生(24)は、「最後のフリースローの歓声は今までで1番だった。心の底から声が出ていたし、ファンの皆さんも一体となって、1本のシュートが外れてほしいと願えていた」。ブースターと一丸での勝利を喜んだ。

 その富永はチーム最多タイの19得点。3点シュートも4本沈め、「スリーポイントは、点数的に言ったら1点しか変わらないが、チームにもたらす勢いは間違いなく多い。大事なところで決めきるのは自分を信じて打ち切るだけ」。トーステン・ロイブルHC(53)も「彼はやっぱりエリートなシューター」と絶賛した。

 チームは第2Q終了時点で47―49とビハインドから逆転勝利。

ロイブルHCは、「ベストの内容ではなかったけど、いいリズムがあるのでカムバックもできた」。この日は水色の特別ユニホームを着用し、ホーム11連勝を達成。ブースターと共に25年最高の締めくくりを決めた。

(川上 晴輝)

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