全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)は来年1月5日、東京体育館で開幕する。大会初日は1回戦が行われ、7年ぶり4度目の出場となる男子・静清は鳥取中央育英(鳥取)と対戦する。

 U―19日本代表にも名を連ねたエース鈴木夢優(ゆひろ、3年)は決戦を控え、闘志を燃やした。「憧れの舞台に出られることに満足せず、しっかり点を取っていきたい」。県決勝ではアウトサイドヒッターとして両チーム最多の得点を記録。持ち味の強打にさらに磨きをかけ、全国の舞台を見据える。

 鈴木夢が信頼を寄せるのは、主将の水野だ。高いレシーブ力を発揮し、「今はブロックの精度を上げることを意識しています」と守備でエースを支える。3連覇を果たした世代に影響を受けて、静清への進学を決めた2人。父親的存在だった山内前監督の有終の美、そして兄的存在である高橋監督の初陣初勝利に向け、強い意気込みを抱く。初戦の相手は全国大会出場常連校だが、鈴木夢は「自分たちのバレーができれば怖い相手ではない。自分らしいバレーができるようにしていきたい」と奮い立った。

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