漫才頂上決戦「M-1グランプリ2025」の裏側に密着したテレビ朝日系「M-1グランプリ2025 アナザーストーリー」が28日に放送され、準優勝のお笑いコンビ「ドンデコルテ」にカメラが迫った。

 ボケの渡辺銀次(40)はツッコミ役だったコンビの2度の解散を経て、同じくコンビを解散してピン芸人だった小橋共作(36)に声をかけられ2019年にコンビを結成。

渡辺は家賃を払えずにアパートを追い出され、芸人仲間の実家に住まわせてもらって10年になる。

 コンビ結成時、これまでツッコミだった渡辺がボケに変わった。「僕が(渡辺に)ボケやってくださいって言いました。見た目ちょっと怖いんですよ、全然そんな人じゃないんですけど、眼光鋭いとか、ツッコミが怖かったんですよ。それがボケになるじゃないですか」と小橋。これが転機となり初出場した19年のM-1で準々決勝進出を果たす。

 これについて、渡辺と親しい男女お笑いコンビ「ゆにばーす」の川瀬名人は「ツッコミがポジションかえてボケになっていくっていうのは正直、異常事態だと思います。そんな銀次がボケやるんやったら、組みたかったわみないな。話違うわと思いましたね」と話した。

 そんな川瀬名人について渡辺は決勝の前に「(売れない時も)芸人扱いしてくれた。川瀬をご飯につれて行けなかったから、10年以上。早く誘えるようになりたいですね、1年目2年目みたいに」と語ると、「泣いちゃいそうです。

こういうので来るか…」と話し、涙をぬぐった。

 2位となった決勝の翌日、大阪のよしもと漫才劇場で川瀬と会った渡辺は「川瀬、年明け、ちょっとメシ行こう!」と声をかけていた。

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