バンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriが、ボーカル・Fukaseの過去を振り返りながら「そばにいるのが怖かった」などとつづった。

 29日に自身のインスタグラムを更新し「数年前、ゆっくりと体調を崩していく深瀬氏を、私は見ていた」と書き出す。

「夕方まで寝ているのに、『一日が長い、早く終わってほしい』と言っていた。今すぐという切迫感はなくても、もういつ人生が終わってもいいや、と思っているようでそばにいるのが怖かった」と回顧した。

 当時のFukaseは「仕事は何とかこなしていたけれど、それ以外には何もない生活。酒を飲むか、眠るか」という状態だったという。「そんな中で、応援隊長(長男)と出かける時だけ、布団の中からもぞもぞと出てきて、陽の光を浴びるのだった」。

 Saoriの長男とFukaseは仲がいいそうで「応援隊長はライブについてきて、客席から全力で手を振った。一緒に旅行をした。朝起きられないフガを起こして、森の中を歩いたり、水族館や動物園にも行った。ツアー中についてきて、『男の子のお風呂(大浴場)に入る』と言って、フガを誘って、お風呂にも入った」とFukaseのプライベートの様子を明かした。

 「深瀬君のソロアルバムの一曲『I See you』の冒頭に入っている声は、応援隊長の声です。ど頭は、深瀬氏と恐竜博に行ったときのもの。『食べたりしないよね?』(恐竜が自分を)と、怖がる息子がフガに抱っこをせがんでるところ。

後半に入っている声は、家で夫と息子がフガを呼んでいるところ」とFukaseのソロ曲について解説。「我が家にとっては、少し特別な曲です。私は、ピアノを弾きました。美しい曲」と紹介した。

 Saoriの長男とFukaseが散歩する様子や、水族館を楽しむプライベート姿を公開。フォロワーからは「曲を聴いて泣きました」「どうしよう涙止まんない、、メンバーはもちろん隊長ずっと深瀬くんの傍にいてくれてありがとう」「ふがが生きていてくれて、さおりちゃんと応援隊長が側にい続けてくれて、ありがとうございます」などの声が寄せられた。

 Fukaseは今年6月に自身のインスタグラムで、過去の体調不良について告白。「酷(ひど)い船酔いの様な、二度と酒を飲まないと誓う二日酔いの様な体調がおよそ二年間続いた。止まらないランニングマシンに乗ってる様だといつも思っていた」と病状を明かし、「色んな人に迷惑をかけたし、傷付けもした」などとつづっている。

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