◆第104回全国高校サッカー選手権 1回戦 金沢学院大付(石川)2―1日章学園(宮崎)(29日、駒沢陸上競技場)

 2大会連続2度目の出場の金沢学院大付と、4大会連続19度目の出場の日章学園が1回戦で対戦し、金沢学院大付が2―1で勝利し、2大会連続で初戦を突破した。

 立ち上がりは日章学園が押し込む展開が続いたが、金沢学院大付が粘り強い守備で対応し、少しずつペースを握っていくと、前半16分にMF山田がドリブル突破からミドルシュートを放つ。

すると前半20分にFW家辺(やべ)凛太朗がエリア内で倒されてPKを獲得。しかし、これはバーを越えるシュートで外してしまう。

 すぐさま日章学園が反撃に出て、エリア内で1年生エースFWの秋鷹がシュートを放つも防がれる。

 先制したのは金沢学院大付だった。前半26分、相手のパスミスからボールを受けたFW家辺がミドルシュートを放つと、GKがはじき損ねてしまったボールがゴールに吸い込まれた。これが同校にとっての選手権初ゴールとなった。

 日章学園は同28分にFW大平がエリア内で一人交わして豪快なシュートを突き刺してすぐさま同点に追いつくも、前半33分に金沢学院大付のFW家辺が右サイドからのクロスを右足でうまく合わせて勝ち越し点を決め、前半を2―1で折り返した。

 後半も立ち上がりは日章学園ペースで進み、FW大平、秋鷹が連続でエリア内でシュートを放つも、金沢学院大付のGK石山が好セーブを連発。さらに途中出場の日章学園MF谷がエリア内でフリーでシュートを放つも枠を外してしまう。その後も押し込んだがゴールは奪えず、2―1で金沢学院大付が逃げ切った。

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