ABCテレビの正月恒例特番「新春!オールよしもと初笑いスペシャル」(1月2日、後12時=関西ローカル)に、ナインティナイン岡村隆史が座長を務める爆笑コメディー「岡村隆史の花の駐在さん」が2026年も登場する。

 「花の駐在さん」は1970年代から続く伝統のコメディー。

初代を桂三枝(現・文枝)、二代目を明石家さんまが演じた主人公の“駐在さん”を岡村が引き継いだ三代目のシリーズは、「新春!オールよしもと初笑いSP」内で20年より放送されている。個性豊かな人々が暮らす「はなつき村」に巻き起こる珍騒動を描くドタバタコメディー「花の駐在さん」。今回は、年明け早々から行われることになった村長選挙をめぐり、不倫騒ぎやハニートラップ、学歴詐称疑惑など何でもありの仁義なきバトルがくり広げられる。

 ヒートアップする選挙戦のなか、現村長の後援会の会長で、とんでもない大金持ちの“村一番の有力者”役で登場するのが、82歳で26年には芸歴60年を迎える池乃めだか。おなじみのオレンジ色のド派手なスーツでめだかが舞台に現れると、客席は大喝采で迎えた。「どこにおるんや?」「声は聞こえるけどな」と探し回る岡村らに、「見下げて~ごらん~」と歌って存在をアピールする十八番ギャグが披露されると、会場は大きな笑いに包まれた。

 岡村はデビュー間もないころ、短期間ながら吉本新喜劇に加入していたころがあり、めだかに大変かわいがられていたという。めだかの提案から、2人がタッグを組むお約束のミニコントも生まれ、これが当時の新喜劇で大ウケ。今回の舞台では、めだか×岡村のこの伝説のコントが“復活”する。「こんな小さい人やのに、ホンマにお金あるんですか?」と岡村に絡まれ、「そんなに変われへんがな!」と反撃するめだか。互いの身長をめぐってもめる2人の“ちっちゃいおっさん”は「お前、どないすんねん!」「お前こそ…」とつかみ合いを始めて…。約30数年のブランクをまったく感じさせない、息ピッタリの爆笑ケンカコントを見せる。

 そのほか、村長の選挙運動を支える妻・ヘレン役のレイザーラモンRGが大阪ソングの名曲にのせて“選挙あるある”を熱唱。ボーイズグループ・OCTPATHの海帆と古瀬直輝が村長の娘を誘惑する謎のイケメン軍団として登場し、TikTokで大バズりしたあのダンスで岡村とコラボする。

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