昨季開幕前にドジャースに入団した大谷翔平投手に対し、背番号「17」を譲ったことで知られるジョー・ケリー投手(37)、正式に現役引退を決断したことが明らかになった。米ポッドキャスト番組で「引退という言葉は使わない。

選手はただプレーをやめるだけだ」と述べ、今後はプレーしない意向を示した。

 ケリーは24年に32イニングを投げたのが最後で、肩の負傷もあり、同年のポストシーズンは不出場。今季は契約せず復帰の可能性を探っていたが故障を再発し断念したという。

 12年にカージナルスでデビュー。14年途中にレッドソックスへ移籍し、先発から救援へ本格転向。18年のポストシーズンでは計11回1/3で自責1、防御率0・79と好投して優勝に貢献した。その後、19~21年はドジャース、22~23年はホワイトソックスを経て23年途中にドジャースに復帰した。

メジャー通算13年で485登板、54勝38敗、防御率3・98、7セーブだった。ワールドシリーズ制覇は18年(Rソックス)、20年と24年(いずれもドジャース)の3度。

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