ヤクルト・並木秀尊外野手が29日、埼玉・川口市の川口市営球場で行われた「かわぐちプロ野球教室2025」で講師を務め、地元川口市出身の巨人・松本剛外野手、ソフトバンク・相原雄太投手とともに約200人の少年野球選手を指導した。

 球界でもトップクラスのスピードを誇るとあって、主に走塁面を担当。

一塁ベースの回り方、二塁へのスタートの切り方など自ら手本を示しながらわかりやすく指導した。トークショーの質問コーナーでは「どうしたら足が速くなるのですか?」という質問も。自身の小学校時代の経験を踏まえながら「外で遊ぶことが大事。体を動かすこと」「サッカーとか野球以外のスポーツもやる」「ジャンプ力を上げると足も速くなる」「大股で走ると足が速くなりやすい」といったアドバイスを送った。

 草加市出身の並木だが、市立川口(現川口市立)出身という縁もあって昨年に続いてこの野球教室で講師を務めた。川口市営球場は高校時代に練習、公式戦などで何度も使用した球場。駆けつけた高校の恩師の激励に「来年は6年目。もう若手じゃないですから」と力強く宣言。年末は無休でトレーニングを続け、年明けからの自主トレに備える。(秋本 正己)

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