◆第71回東京大賞典・G1(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル、重)

 年末の国内ダート頂上決戦に15頭(アラジンバローズが出走取り消し)が出走し、単勝1・4倍で断然人気のミッキーファイト(牡4歳、JRA美浦・田中博康厩舎、父ドレフォン)は2着だった。ゆっくりしたスタートで後手に回るも徐々に位置取りを上げ、最後の直線の入り口では前を射程圏に入れる形。

そのまま先頭に立って押し切ろうとしたが、外から迫るディクテオンにゴール前でかわされ、首差で敗れた。

 クリストフ・ルメール騎手は2008年のカネヒキリ以来、17年ぶりの同レース勝利とはならず。同馬は今年、アンタレスS、帝王賞、JBCクラシック(船橋)を制し、3連勝で今回のG1に臨んでいた。

 単勝7730円の7番人気で大井所属のディクテオン(セン7歳、大井・荒山勝徳厩舎、父キングカメハメハ)が1着になり、勝ちタイムは2分4秒3。2005年のアジュディミツオー以来、20年ぶりの地方馬による勝利となった。4番人気でJRAのアウトレンジ(松山弘平騎手)が3着だった。

 クリストフ・ルメール騎手(ミッキーファイト=2着)「この馬のポジションは取れたし、いいペースだった。道中は徐々に(位置取りを)上げながら我慢もできていた。(距離は)ギリギリだね。1800メートルぐらいがベスト」

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