富士山女子駅伝は30日、静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場の7区間、43・4キロで行われる。

 29日は区間エントリーが発表され、10月の全日本大学女子駅伝と“2冠”を目指す城西大は1区に兼子心晴(4年)、2区に本間香(きょう、1年)を配置。

全日本で本間は1区、兼子は2区を走り、共に区間賞&区間新記録の快走でチームの流れを作った。特に本間は好調で、赤羽周平監督は「区間賞は最低、区間新記録まで挑戦させたい」と期待を込めた。

 最長区間の5区(10・5キロ)は全日本の最終6区で、トップと1分17秒差をひっくり返して大逆転優勝を決めた主将の金子陽向(ひなた、4年)が登録。赤羽監督は「非常に状態が良い。全日本が終わってから、5区を走る練習を集中してやってきた」と長い距離の練習を積んで、ばっちり調整。競技人生の集大成として、さらなる激走が期待される。

 10月の全日本大学女子駅伝、城西大は2000年以来25年ぶり3回目の優勝を飾った。ただ今季の最大目標は、富士山女子駅伝との“2冠”だ。赤羽監督は「“2冠”は今季の最初から子どもたちが言っていることですし、何も変わらず、プレッシャーに感じている様子もない」とチームの好調ぶりを明かす。

 2連覇を狙う立命大、前回2位の大東大、前回8位で7連覇を逃しリベンジに燃える名城大など、し烈を極める優勝争いを勝ち抜く。

 ◇城西大

1区 兼子 心晴(4年)

2区 本間  香(1年)

3区 本沢 美桜(2年)

4区 世古 凪沙(1年)

5区 金子 陽向(4年)

6区 窪田  舞(1年)

7区 大西 由菜(1年)

補欠 高橋  葵(4年)

補欠 沢井 風月(3年)

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