バドミントン 全日本総合選手権 第5日(29日、京王アリーナ東京)

 女子シングルスの準決勝が行われ、16年リオ五輪銅メダルの奥原希望(東京都協会)は、昨年女王の宮崎友花(ACT SAIKYO)に、15―21、17―21で敗れ、2年ぶりの決勝進出とはならなかった。「自分のプレーをさせてもらえなかったのは悔しかったが、楽しい準決勝だった」とストレートでの敗戦にも前を向いた。

 宮崎とは23年8月のインドネシアマスターズ以来、2度目の対戦。連敗となったが「世界で戦っている彼女とシャトルを交えて学ぶことがあった」と語った。

 近年はケガに苦しむシーズンが多かったが、今年は年間通して完走し「本当にいい1年だった」と充実感を示した。今後は来年1月に行われる海外ツアーへの出場を表明し、来年へ「前を向いて走るだけ」と意気込んだ。また、今年1年はフリーで活動したが、来年以降も引き続きフリーであると明かした。

 奥原は2011年の今大会で、当時史上最年少の16歳8か月で初優勝。21年には大会3連覇も達成した。リオ五輪銅メダル、17年世界選手権では金メダルに輝き、世界ランク1位も経験している。

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