ヤクルト・池山隆寛監督(60)が29日、ルーキーたちに“キャラ立ち指令”を出した。現役時代からファンを大切にしてきた指揮官はオフにはテレビ番組などに積極的に出演。

少年隊の「仮面舞踏会」を熱唱するなどお茶の間を沸かせ、徐々に知名度を上げていった。「ファンの方に名前と顔を覚えてもらうのはまず一番」と力説し、“ブンブン丸”ならぬ“グイグイ丸”として積極的なメディア露出を勧めた。

 当然、本業で活躍することが前提だが、グラウンドを一歩出ればまだまだ認知度は低いことも事実。「ユニホームを着ていると名前と背番号があるけど、私服になると覚えられるまでは少し時間がかかる」。プロ野球は人気商売でもあるだけにプレー面以外の“売り”も必要とした。「来年はいいけど、再来年になると、また新しい選手が入ってくる。いかに1年間自分を覚えてもらえるか」と熱く語った指揮官。エンターテイナーとしての素質も伸ばすことを期待した。(長井 毅)

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