DeNA・入江大生投手(27)が29日、新球として“助っ人のいいとこ取りカーブ”を習得する意向を示した。

 最速159キロ右腕は今季50試合で3勝3敗22セーブ6ホールド、防御率3・15。

シーズン前半は抑えを務めたが、中盤以降は状態が上がらず、中継ぎに配置転換となった。「ストレートに頼らず、いろんな幅を出したい。一つあげるとしたらカーブ。どういうアクセントに使うかを考えてやっていきたい」。最大の武器である直球を生かすためにも新たな引き出しを作る。

 シーズン中からウィックに師事し、球に人差し指を立てるナックルカーブの投げ方を教わった。来年1月の自主トレで完全習得を目指すが、その使い方は鷹の最強左腕を参考にしていく。「モイネロ投手のようなカウントもとれる、勝負球にもなるという最強な感じにしていきたい」。今季のパ・リーグMVPのように、相手を見ながらいつでも投げられるレベルへ磨き上げ、さらなる飛躍への道を歩み出す。

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