J1名古屋は30日、柏のMF小屋松知哉(30)を完全移籍で獲得したと発表した。小屋松にとって、名古屋は京都橘高から入団し、16年まで3シーズン過ごした古巣。

10年ぶりに復帰することになり、「プロとしてデビューさせてもらった大切なクラブで、もう一度プレーできることをうれしく思います。強く魅力的な名古屋グランパスにするために覚悟をもって帰ってきました」などとコメントを発表した。

 今季は、リカルド・ロドリゲス監督のもと左ウィングバックの先発として定着。昨季は0得点に終わったが、開幕前のちばぎん杯で2得点を決めて好発進すると、シーズンを通じて3得点10アシストを記録。チームの2位躍進に貢献し、シーズン終了後には優秀選手にも選出された。

 また、22年から4シーズン過ごした柏を通じてもコメントを発表し、「伝えたいことはたくさんありますが、レイソルに加入してから長く苦しい時期を過ごし、ファン・サポーターの皆さんにも辛い時期を経験させてしまいました。そんな辛い時期でもたくさんの応援をしてくれた皆さんがいたからこそ、今の魅力あるレイソルがあります。心から感謝しています」などとつづった。

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