サトノボヤージュ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父イントゥミスチーフ)はダートに転向してからのパフォーマンスがとにかく素晴らしい。新潟での未勝利戦は2着に2秒差を大差勝ちで2歳コースレコードを更新。

続く1勝クラスは5馬身差の圧勝。前走のカトレアS・オープンも好位から楽々と抜け出して3連勝を達成した。

 ダートでの3戦中2戦で手綱をとる戸崎圭太騎手に話を聞くと、「(前走は)距離を延ばしてどうかと思っていましたが、上手に走ってくれました。強かったですね」と評価していた。ジョッキーが指摘した通り、1200メートル、1400メートル、1600メートルと距離を延ばしながら結果を出し続けているのは簡単ではないし、この馬自身の今後の選択肢を広げることにもつながる。

 前走のカトレアSは日本馬を対象としたケンタッキーダービー・米G1(日本時間5月3日)、に向けての選定ポイントシリーズだった。距離は未知の2000メートルだが、田中博康調教師は「厩舎としてはレモンポップの経験がありますから」と対応は可能とみていた。

 もちろん、まだ出走権を獲得したわけではないし、日程的にも先の話。現時点で次走の候補に挙がっているのはサウジダービー(日本時間2月14日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1600メートル)だが、海外挑戦に積極的な田中博康厩舎だけに、可能性は十分あると思っている。

 ケンタッキーダービーには24年、フォーエバーヤングが挑戦して惜しい3着。今年はまだ底を見せていないサトノボヤージュのチャレンジに期待している。(西山 智昭)

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