2025年のメジャーリーグは、ドジャースがワールドシリーズを制覇して幕を閉じた。レギュラーシーズンでは故障者が続出して苦しい戦いもあり、勝率はリーグ3位だったが、ポストシーズンでは勝負強さを見せて頂点に立った。

2年連続のWS制覇は1998~2000年に3連覇したヤンキース以来で、21世紀初、ドジャース史上初だった。

 26年も頂点に立って3連覇となれば、1998~2000年のヤンキース以来。ヤンキースはこれまで1936~39年に4連覇、1949~53年に5連覇し、3連覇以上を3度も達成している。ヤンキース以外で3連覇を達成したのは1972~74年のアスレチックスの1チームだけ。ドジャースが3連覇を達成すれば、ナ・リーグ史上初で、両リーグ通じても3チーム目という快挙になる。

 近年はオフに大型補強を敢行して戦力整備してきたドジャース。だが、今オフのドジャースは、近年の中では比較的動きは少ない。補強の目玉は抑えのエドウィン・ディアス投手(31)を獲得したこと。今季は抑えを固定できなかったことが課題だったド軍。ディアスは今季メッツで28セーブ、防御率1・63と安定した成績を残し、18年には57セーブで最多セーブに輝くなど、9シーズンで253セーブを挙げている。ディアスを抑えで固定できれば、8回までに右腕のトライネン、カスペリアスら、左腕のスコット、ベシア、バンダらを投入することができ、ブルペン陣が安定することが見込まれる。

 もうひとつの補強ポイントに上がっているのは、外野。

今季は中堅のパヘス、左翼のT・ヘルナンデスは固定できたが、左翼でコンフォートが不振から抜け出せず、「穴」のポジションとなった。E・ヘルナンデスがポストシーズンでは守ったが、FAで去就は不透明。昨季途中に加わったコール、新たに獲得したシアニと駒はいるが、やや打撃力に課題が残る。今後の補強からも目が離せない。

 ただ、現有戦力では間違いなくトップクラスだろう。大谷、ベッツ、フリーマンにマンシー、スミス、T・ヘルナンデス、パヘスらが並ぶ打線は強力そのもの。昨季は故障者が続出してなかなかそろわなかった先発も、山本、大谷、スネル、グラスノーという実績ある4本の柱を軸に飛躍の期待される佐々木、シーハン、ストーンらも控える。直近で故障歴のある投手ばかりとあって、登板間隔を確保するなど、ロバーツ監督の手腕にも注目が集まる。

 唯一の懸念は主力の高齢化か。大谷は7月で32歳。ベテランの域に足を踏み入れようとしている。すでに打者でベッツとT・ヘルナンデスは33歳、フリーマンが36歳、マンシーが35歳、ロハスが36歳。

投手陣もスネルが33歳、グラスノーが32歳、トライネンが37歳と主力の多くが30代。経験豊富な選手とはいえ、故障のリスクや成績の低下などは心配される。

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