来季J2の新潟は30日、MF長谷川元希(27)が来季からJ1に昇格する長崎へ完全移籍することが決定したことを発表した。

 J2甲府から24年に加入し、昨季は33試合1得点、今季は全38試合に出場して7得点と奮闘した。

 公式リリースに記されたコメントは以下の通り。

 「アルビレックスを愛するサポーターの皆さま、日頃からたくさんの温かいご声援をいただきまして、心より感謝申し上げます。

このたび、V・ファーレン長崎へ移籍することになりました。

新潟の地に来てからの2年間、本当に多くの方に支えていただいたことを、心から感謝しています。綺麗事だと思われるかもしれませんが、自分の想いを読んでいただけたらうれしいです。

僕にとって新潟は、初めてJ1の舞台に立たせてくれた特別なクラブです。

J2時代から対戦していて、『正直、一番やりづらいチームだな』と、感じていました。

それほどスタジアムの雰囲気や、サポーターの皆さんの熱量は特別でした。

実際に新潟のエンブレムを背負ってピッチに立つと、その存在がどれほど心強いものかを、何度も実感しました。

正直、なかなか勝利を届けられていない中でも、変わらず僕たち選手に熱い応援を送り続けてくれていましたし、平日の練習見学にも、当たり前のように400・500人もの方が足を運んでくれて、その姿を見るたびに本当にすごいなと感じます。これほど情熱的で、ここまでチームを支えてくれるサポーターは、日本中を探しても他にはいないと思っています。

今シーズンは、思うようにいかないことの方が多く、結果としてJ2降格という悔しい形になってしまいました。

全試合に出場しながら、チームを勝利に導けなかったことに、強い責任を感じています。本当に申し訳ありません。

今年の夏には、他クラブからオファーをいただきましたが、『絶対に新潟をJ1に残すんだ』という強い気持ちで残る決断をしました。それほど、僕は新潟というクラブが大好きでした。

来シーズンは変則的なシーズンとなり、カテゴリーの昇降がないことも、皆さんご存じだと思います。何度も悩み、考え抜いた末に、残りのサッカー人生を見つめたとき、『もう一度、より高いカテゴリーで挑戦したい』という想いを、どうしても捨てることができませんでした。

時には衝突してしまうこともありましたが、それでも新潟のサポーターの皆さんが、僕は心から大好きです。

どんな時も背中を押してくれた声援は、決して忘れません。

2年間、本当にありがとうございました。

アイシテルニイガタ。」

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