サッカーU―23日本代表DF土屋櫂大(かいと、19)が30日、J3福島への期限付き移籍が発表されたFW三浦知良(58)との“40歳差”共演に意欲を示した。

 28日に川崎からJ3福島への育成型期限付き移籍が発表されたが、この日、来年2月に59歳になる大先輩の加入も決定した。

 U―23アジア杯に向けた練習後に取材に応じた土屋は「自分が生まれる前からバリバリ活躍した選手と同じチームでやらせてもらえることはすごいこと。福島に行って、カズさんから吸収出来ることももちろんあると思うので、貴重な機会なので、他の先輩からもそうですけど、自分のものに出来ることをどんどん吸収していけたら」と心待ちにした。

 カズは横浜FC時代の18年に16歳の斉藤光毅と35歳差出場を記録しているが、土屋が来年5月に20歳の誕生日を迎えるまでの期間は、同時にピッチに立った場合、最大40歳差となる。土屋は「お父さんは47、8とかで。お父さんよりもお父さんです」と笑みを浮かべたが、「今も現役バリバリでやっていること自体が本当にリスペクトですし、同じチームでやらせてもらえることに感謝の気持ちを持ちながら、どんどんコミュニケーションを取っていければと思っていますし、本当に楽しみでしかないです。(記録を)塗り替えたい」と誓った。

 新天地でのプレーを前に、まずは来年1月にサウジアラビアで開催される連覇を懸けたU―23アジア杯の戦いに挑む。「代表は自分の成長出来る場。ここに呼ばれたのはプラスでしかないですし、自分が成長する機会になる。今回の大会で成長できるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。

編集部おすすめ