料理エッセー本「納言・幸の今夜もやけに旨いレシピ」(辰巳出版、1650円)を出版したお笑いコンビ「納言」の薄幸(すすきみゆき)がこのほど、スポーツ報知の取材に応じた。

 お酒好きで知られる幸が、「酒のつまみになる料理と話」をテーマに、絶品ずぼらめしのレシピと、料理にまつわるエピソードをつづった一冊。

レシピに難しい工程はなく、「これならやれるかも!」と思わせる一冊に仕上がっている。

 幸は「ずっと本を出したいなと思ってたんで、『やったー』って思いました」と念願の出版に歓喜。

 こだわったポイントについては「工程が多いと私も絶対やりたくなくなっちゃうので、多くても5(工程)に収めるのは意識しました。あと、食材も冷蔵庫の中にあるようなやつで作りやすいように考えながら書かせてもらいました」と話す。”スタメン“料理たちを詰め込んだ本だが、なかでも幸のおすすめ料理は「紅ショウガの生姜焼き」だという。

 書籍を出版し、喜ぶ幸だが、今年の漢字を聞けば「厄」だという。7月には体調面の不調による検査入院のため一時活動休止を発表していた幸。8月に活動を再開したが、「厄年の厄ですね。体調も壊してみたり、財布を落としてみたり…。本当に前厄なんですけど、ちゃんと厄年を感じています。来年が怖くてしょうがないです。本厄なんで死ぬんじゃないかなと思いますね」とさらなる災いを恐れていた。

 10日間入院していた間はもちろん禁酒。食事制限はなかったものの、大好きなお酒を封じられた幸は病室で「オリジナル入院ノンアルレモンサワー」の開発に成功したという。「マジでうまいんですよ!だから来年はどこかの飲料メーカーとコラボして発売できたらうれしいです」

 来年はフジテレビ系連続ドラマ「ヤンドク!」(月曜・午後9時)への出演も決まっており、金髪から黒髪にイメチェン中。飛躍の2026になりそうだが、「クランクアップしたらその足で金に戻します。金の方がかっこいいから」と笑い、今後については「現状維持がいいです。なんかずーっといるなあという芸人でいたい」と語った。(瀬戸 花音)

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