日本ハムが千葉・鎌ケ谷の2軍施設を総額4億円規模で大改修することが30日、分かった。新たにウェートトレーニング場を建設し、室内練習場には最先端の打撃練習用バーチャルマシン「トラジェクトアーク」を導入する。

球団幹部は、「ファームの移転を発表したが、育成の拠点・鎌ケ谷への注力は怠らない。選手育成のグレードを上げていく」と説明。30年をめどに2軍の北海道移転が決定しているが、鎌ケ谷にも惜しまず投資していく。

 これまで寮内にあったウェートルームを、室内練習場の横に新設。科学的な動作解析システム「スポーツ・バイオメカニクス」の器材を含めたラボも併設予定で来年5月の完成を目指す。広さは現在の約2倍の400平方メートルにもおよび、トレーニング器具の数も倍増される見通しだ。

 来年3月上旬には「トラジェクト―」を1台導入する予定。投手の映像を映し出しながら球速や変化量が再現可能で、巨人やソフトバンクが既に導入し、ドジャース・大谷も使用している。選手からの要望も多く、同球団幹部は「球団として育成に必要」と、導入を決断。新庄ハムに新兵器が加わる。

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