◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 流通経大柏(千葉)3―0米子北(鳥取)

 J内定カルテットを擁する前回大会準優勝の流通経大柏は、米子北を3―0で一蹴し、3回戦に駒を進めた。

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 優勝候補の貫禄を示す大勝となった。

流通経大柏が、16大会連続出場の米子北に圧勝した。

 MF島谷義進(水戸内定)、DF増田大空(磐田内定)が先発した一方で、FW大藤颯太(東京V内定)、MF安藤晃希(水戸内定)はベンチスタート。「調子のいい選手を使う」という榎本雅大監督の方針もあり、J内定選手でも大事な初戦でスタメンに入れないほどの充実した選手層を誇る。

 前半に2年生の注目株・MF古川蒼真(2年)が圧巻の個人技から2ゴールを奪い、試合の主導権を握ると、後半には途中出場の190センチFW大藤が自ら獲得したPKを沈めて追加点。J内定組の3年生がチームに安定をもたらしつつ、U―17W杯日本代表DFメンディーサイモン友ら個の能力の高さも光った。

 前回大会の決勝・前橋育英戦(1△1、PK8●9)は先発11人全員が3年生だったが、1年間で成長を遂げたイレブンは大会屈指のオールスター軍団に。余裕すらも感じる挨拶代わりの3発快勝で、初戦を突破した。

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